日銀当座預金

日銀の当座預金には3つの役割がある

(1)金融機関が他の金融機関や日本銀行、あるいは国と取引を行う場合の決済手段

(2)金融機関が個人や企業に支払う現金通貨の支払準備

(3)準備預金制度の対象となっている金融機関の準備預金


特に(2)の意味するところは、 銀行は、私達に融資を取り付けると、日銀は銀行にその支払義務を負う。(無利子) ということでもある。

銀行がなぜ日銀から円をもらえるのかというと、日銀の代わりに、市中に円を回す業務を代替しているからだと考えることもできる。

(3)は、マイナス金利とも関わってくる。 日銀はリーマンショック以降、銀行の持つ資産が増えるように、準備預金に円を預けておくだけで金利を発生させていた。 そうすると円を貸し出すより、こちらの方がうま味が発生してしまうようになった。 そこで2017年、マイナス金利が導入された。

参照

日銀当座預金とは
https://www.boj.or.jp/announcements/education/oshiete/kess/i07.htm/

日銀の準備預金制度とマイナス金利の導入
https://www.jsda.or.jp/gakusyu/edu/web_curriculum/images/mailmagazine/Vol.24_20170720.pdf