著書: 道尾秀介
発行: 2008年9月1日
いわゆる叙述トリックを使ったミステリ小説で、最後は嫌な気持ちになるイヤミス。
こういったミステリの醍醐味は、
最後まで読んでタネが分かった上で、また読み直すことできることだと思う。
道尾秀介の本は、「カラスの親指」「カエルの小指」に続いて3冊目。
彼の本の特徴は、壮大な仕掛けが行われているかとみせかけて、最後は現実的な話に落ち着いていくというストーリー展開ではないか。
いやぁ、本当に嫌な気持ちになった。
救いを求めて再度序章を読み始めたら、さらに嫌な気持ちになるんだからびっくり。