書評

11文字の殺人

著者: 東野圭吾 発行: 1990年 あとがきを読んで、東野圭吾と宮部みゆきが同世代であることを知った。 仲が良いことは知っていたが、彼女は社会派ということもあり、世代が一つ上ぐらいのイメージがあった。 著者は85年のデビューから「放課後」でその年に…

ザナドゥ

note.com 著者: 戸画美角 感想: 「僕は知っていることだけしか知らないですよ」 知り合いの方が小説を書くということが本当に面白い。ということが分かった。 著者はとても物知りな方だなとずっと思っていて、そのことを直接伝えたこともある。 そして冒頭の…

占星術殺人事件

著者: 島田荘司 発行日: 1981年 あらすじ: 事件は1936年、ニ・ニ六事件が発生した日、資産家の画家が殺害されるところから始まる。 現場には日記が残されており、6人の娘を生贄にしてアゾートという女神を作り出す計画が書かれてあった。 後日、こ…

リラ荘殺人事件

著者: 鮎川哲也 1956-57年に雑誌で連載。 著者は、江戸川乱歩から本格派の驍将(ぎょうしょう、強い武将の意)と称されていた。 内容は、 戦後まもない芸術大学の学生達がリラ荘という館を舞台に殺人事件に巻き込まれていく本格ミステリー。 作中に剣持警部が…

隻眼の少女

単行本発売日: 2010年 著者: 麻耶 雄嵩 (まやゆたか) まさかの結末。まさかの復讐劇。 キャッチコピーの「ここまで恐ろしいヒロイン」という意味を知りたくてディープに読みすすめてしまったせいか結末のショックがつらすぎた。 硝子の塔の殺人(知念実希人…

葉桜の季節に君を想うということ

発行: 2003年 著書: 歌野晶午 まさかのつながりからの展開にびっくり。 十角館の殺人を彷彿させる本格ミステリーであったが、最後の最後までミステリー小説なのかどうか分からなかった。 読後、タイトルを読み、今や恋人の帰りを待っている主人公の姿を思い…

向日葵の咲かない夏

著書: 道尾秀介 発行: 2008年9月1日 いわゆる叙述トリックを使ったミステリ小説で、最後は嫌な気持ちになるイヤミス。 こういったミステリの醍醐味は、 最後まで読んでタネが分かった上で、また読み直すことできることだと思う。 道尾秀介の本は、「カラスの…

ザリガニの鳴くところ

ネタバレあり

難しい数式はまったくわかりませんが、微分積分を教えてください!

読んだ本 教育系Youtuberで「予備校のノリで大学数学」を公開しているヨビノリたくみによる微分積分の解説本。 難しい数式はまったくわかりませんが、微分積分を教えてください! 4つのステップで微分・積分がわかる 関数 グラフ 傾き 面積 1. 関数とは 入力…